逆引き写真のテクニックその1

立体感を上げる、主題を強調する、空の白飛びをごまかす

四隅を黒くする、周辺減光の加工をかけることで実現できます。

この効果をかけると、奥行きや立体感を出し、また中心の主題を強調する事ができます。

空が白飛びしてしまった時とかにも四隅に黒く色を残すことで雰囲気を出すことができる汎用性の高い機能です。

 

人間の視線を感じるドラマチックな表現

被写界深度が浅い、F値が小さなレンズなどを使って
見ている所以外をぼやかすことでドラマチックな表現を実現できます。

以下の木のシャンデリアの1枚目はシャンデリアの斜めのボケと
照明の縦のボケ感などがあり、空間に厚みがあり前の照明への視線を感じさせる(焦点以外がボケた)表現となっています。 

2枚めのものも写真としてはクリアで綺麗ですが、人間の視線がどこかに向いているか曖昧でドラマチックとは言い難いです。

 

ドラマのある・なしの比較

一枚目特に加工なしアニメ調でゲーム感はあるが意図は感じにくい(デジタル感は出る)です。

2枚めポストプロセスで、Depth Of Field (被写界深度)、Vignett(周辺減光)を追加、空間に奥行きが生まれ人間が中央をみているような雰囲気を感じます。

 

場所に対する新鮮さを出す

アオリ構図を使うことで場所に新鮮さがある視点を付与出来ます。ポートレートの場合は、空を入れてエモくしたい時にもオススメです。

原体験として、子供のときの目線があって、周りを見上げ見渡すことが新鮮な雰囲気がでるのだと思っています。

神視点で空間を説明する

ゲームとか、映画じゃないとあまりできないですが、上から撮った写真は、日常ではあまり経験がなく場所を説明するような雰囲気の写真になります。

高いところ、東京タワーや渋谷スカイ、六本木ヒルズなどに登ったときはこのように俯瞰の構図になり、道とか町の作りに注目すると面白い写真が撮ることができます。

 

平面性と奥行き

  • 壁に対して平面であること
  • パースが聴いて奥行きや方向性があるもの

どちらも強いメッセージ性をもっており
どちらかはっきり意図して背景を定めたほうが良いです。

平面にすると綺麗で整った感じになります。

前にモデルさんなどがいると、どのような動きをしてもスタイリッシュに映ります。

 

一方このようにパースが効いた構図は、実在感があります。

日常において基本的にパースがおいた空間で、人間の視野は周辺はぼやけて映るため、基本的にポートレートで写真を取る場合は背景のパースを効かせることでその場にいる空気感が表現しやすいです。

ポートレートにおける平面性、奥行きの実例

モデルは可愛いも、カッコいいも、エモいも何でもできる寺尾彗さんです!

寺尾彗(てらおそら)さんのツイッターへのリンク

 

平面

壁に対して垂直に入る平面背景のパターンの例

スタイリッシュでおしゃれな印象が強調されます

真ん中のラジオも印象的になります

綺麗に横顔にしてくれているのはモデルさんのセンスの賜物!

パースがあるパターン

壁に対して斜めに入り、加えて床に対してもかなり斜めに入るパターンです。そこに、物がある立体感を強調される構図です。
ポートレートとしては上目遣いになるようにポジションをとることで、見られている感じを出して見ている人への引力を強めます。

これは真っ直ぐ奥行きがあるパターン。

背景は平面で情報力が少なく、奥行きがあるって情報量が多いのがモデルさんになるので必然的にモデルさんに目線が行く構図です。

まとめ

写真とか芸術の世界は好き、嫌いで最終的には判断されるもので

絶対的な良いとか点数はつかないものだと思っていますが

写真を印象的に見せるためのテクニックは大量にあります。

その各々のテクニックと、モデルさんの魅力や、場所の魅力、カメラマンの意図が重なるとすごく思い出深く見る人に魅力が伝わる写真になると思っています!

寺尾彗ちゃんは週末土日はだいたい撮影会に出ているので是非

気になった人は行ってみてくださいね〜!

寺尾彗(てらおそら)さんのツイッターへのリンク

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